log10, log10f, log10l
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ヘッダ <math.h> で定義 | ||
float log10f(float arg ); | (1) | (C99以上) |
double log10(double arg ); | (2) | |
longdouble log10l(longdouble arg ); | (3) | (C99以上) |
ヘッダ <tgmath.h> で定義 | ||
#define log10( arg ) | (4) | (C99以上) |
1-3)
arg の (10 を底とする) 常用対数を計算します。4) 型総称マクロ。
arg が longdouble 型の場合は log10l が呼ばれます。 そうでなく、 arg が整数型または double 型の場合は log10 が呼ばれます。 そうでなければ log10f が呼ばれます。目次 |
[編集]引数
| arg | - | 浮動小数点値 |
[編集]戻り値
エラーが発生しなければ、 arg の (10 を底とする) 常用対数 (log
10(arg) または lg(arg)) が返されます。
定義域エラーが発生した場合、処理系定義の値 (サポートされていれば NaN) が返されます。
極エラーが発生した場合、 -HUGE_VAL、 -HUGE_VALF または -HUGE_VALL が返されます。
[編集]エラー処理
math_errhandling で規定されているようにエラーが報告されます。
arg がゼロより小さい場合、定義域エラーが発生します。
arg がゼロの場合、極エラーが発生することがあります。
処理系が IEEE 浮動小数点算術 (IEC 60559) をサポートしている場合、
- 引数が ±0 であれば、 -∞ が返され、 FE_DIVBYZERO が発生します。
- 引数が 1 であれば、 +0 が返されます。
- 引数が負であれば、 NaN が返され、 FE_INVALID が発生します。
- 引数が +∞ であれば、 +∞ が返されます。
- 引数が NaN であれば、 NaN が返されます。
[編集]例
Run this code
#include <stdio.h>#include <math.h>#include <float.h>#include <errno.h>#include <fenv.h>#pragma STDC FENV_ACCESS ONint main(void){printf("log10(1000) = %f\n", log10(1000));printf("log10(0.001) = %f\n", log10(0.001));printf("base-5 logarithm of 125 = %f\n", log10(125)/log10(5));// special valuesprintf("log10(1) = %f\n", log10(1));printf("log10(+Inf) = %f\n", log10(INFINITY));//error handlingerrno=0;feclearexcept(FE_ALL_EXCEPT);printf("log10(0) = %f\n", log10(0));if(errno==ERANGE)perror(" errno == ERANGE");if(fetestexcept(FE_DIVBYZERO))puts(" FE_DIVBYZERO raised");}
出力例:
log10(1000) = 3.000000 log10(0.001) = -3.000000 base-5 logarithm of 125 = 3.000000 log10(1) = 0.000000 log10(+Inf) = inf log10(0) = -inf errno == ERANGE: Numerical result out of range FE_DIVBYZERO raised
[編集]参考文献
- C11 standard (ISO/IEC 9899:2011):
- 7.12.6.8 The log10 functions (p: 245)
- 7.25 Type-generic math <tgmath.h> (p: 373-375)
- F.10.3.8 The log10 functions (p: 522)
- C99 standard (ISO/IEC 9899:1999):
- 7.12.6.8 The log10 functions (p: 225-226)
- 7.22 Type-generic math <tgmath.h> (p: 335-337)
- F.9.3.8 The log10 functions (p: 459)
- C89/C90 standard (ISO/IEC 9899:1990):
- 4.5.4.5 The log10 function
[編集]関連項目
(C99)(C99) | 自然対数 (ln(x)) を計算します (関数) |
(C99)(C99)(C99) | 2を底とする対数 (log2(x)) を計算します (関数) |
(C99)(C99)(C99) | 指定した値に1を加えた値の自然対数 (ln(1+x)) を計算します (関数) |
log10 の C++リファレンス | |
