fdim
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ヘッダ <math.h> で定義 | ||
float fdimf(float x, float y ); | (1) | (C99以上) |
double fdim(double x, double y ); | (2) | (C99以上) |
longdouble fdiml(longdouble x, longdouble y ); | (3) | (C99以上) |
ヘッダ <tgmath.h> で定義 | ||
#define fdim( x, y ) | (4) | (C99以上) |
1-3)x と y の間の正の差を返します。 つまり、 x>y の場合は x-y を返し、そうでなければ (x≤y の場合) +0 を返します。
4) 型総称マクロ。 いずれかの引数が longdouble であれば
fdiml が呼ばれます。 そうでなく、いずれかの引数が整数型または double であれば fdim が呼ばれます。 そうでなければ fdimf が呼ばれます。目次 |
[編集]引数
| x, y | - | 浮動小数点値 |
[編集]戻り値
成功した場合、 x と y の間の正の差を返します。
オーバーフローによる値域エラーが発生した場合、 +HUGE_VAL、 +HUGE_VALF または +HUGE_VALL が返されます。
アンダーフローによる値域エラーが発生した場合、 (丸めた後の) 正しい値が返されます。
[編集]エラー処理
math_errhandling で規定されている通りにエラーが報告されます。
処理系が IEEE 浮動小数点算術 (IEC 60559) をサポートしている場合、
- いずれかの引数が NaN であれば、 NaN が返されます。
[編集]ノート
NaN 処理の要件を除いて fmax(x-y, 0) と同等です。
[編集]例
Run this code
#include <stdio.h>#include <math.h>#include <errno.h>#include <fenv.h>#pragma STDC FENV_ACCESS ONint main(void){printf("fdim(4, 1) = %f, fdim(1, 4)=%f\n", fdim(4,1), fdim(1,4));printf("fdim(4,-1) = %f, fdim(1,-4)=%f\n", fdim(4,-1), fdim(1,-4));//error handlingerrno=0;feclearexcept(FE_ALL_EXCEPT);printf("fdim(1e308, -1e308) = %f\n", fdim(1e308, -1e308));if(errno==ERANGE)perror(" errno == ERANGE");if(fetestexcept(FE_OVERFLOW))puts(" FE_OVERFLOW raised");}
出力例:
fdim(4, 1) = 3.000000, fdim(1, 4)=0.000000 fdim(4,-1) = 5.000000, fdim(1,-4)=5.000000 fdim(1e308, -1e308) = inf errno == ERANGE: Numerical result out of range FE_OVERFLOW raised
[編集]参考文献
- C11 standard (ISO/IEC 9899:2011):
- 7.12.12.1 The fdim functions (p: 257)
- 7.25 Type-generic math <tgmath.h> (p: 373-375)
- F.10.9.1 The fdim functions (p: 530)
- C99 standard (ISO/IEC 9899:1999):
- 7.12.12.1 The fdim functions (p: 238)
- 7.22 Type-generic math <tgmath.h> (p: 335-337)
- F.9.9.1 The fdim functions (p: 466)
[編集]関連項目
(C99) | 整数値の絶対値 (|x|) を計算します (関数) |
(C99)(C99)(C99) | 2つの浮動小数点の大きい方を判定します (関数) |
fdim の C++リファレンス | |
