asinh, asinhf, asinhl
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ヘッダ <math.h> で定義 | ||
float asinhf(float arg ); | (1) | (C99以上) |
double asinh(double arg ); | (2) | (C99以上) |
longdouble asinhl(longdouble arg ); | (3) | (C99以上) |
ヘッダ <tgmath.h> で定義 | ||
#define asinh( arg ) | (4) | (C99以上) |
1-3)
arg
の逆双曲線正弦を計算します。4) 型総称マクロ。 引数が longdouble 型の場合は
asinhl
が呼ばれます。 そうでなく、引数が整数型または double 型の場合は asinh
が呼ばれます。 そうでなければ asinhf
が呼ばれます。 引数が複素数の場合、マクロは対応する複素数の関数 (casinhf, casinh, casinhl) を呼びます。目次 |
[編集]引数
arg | - | 双曲的扇型の面積を表す浮動小数点値 |
[編集]戻り値
エラーが発生しなければ、 arg
の逆双曲線正弦 (sinh-1
(arg) または arsinh(arg)) が返されます。
アンダーフローによる値域エラーが発生した場合、 (丸めた後の) 正しい結果が返されます。
[編集]エラー処理
math_errhandling で規定されている通りにエラーが報告されます。
処理系が IEEE 浮動小数点算術 (IEC 60559) をサポートしている場合、
- 引数が ±0 または ±∞ であれば、それが変更されずに返されます。
- 引数が NaN であれば NaN が返されます。
[編集]ノート
C 標準は、この関数に「arc hyperbolic sine」と名付けていますが、双曲線関数の逆関数は面積関数です。 引数は双曲的扇形の面積であり、円弧 (arc) ではありません。 正しい名前は「inverse hyperbolic sine」 (POSIX で使用されています) または「area hyperbolic sine」です。
[編集]例
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出力:
asinh(1) = 0.881374 asinh(-1) = -0.881374 asinh(+0) = 0.000000 asinh(-0) = -0.000000
[編集]参考文献
- C11 standard (ISO/IEC 9899:2011):
- 7.12.5.2 The asinh functions (p: 240-241)
- 7.25 Type-generic math <tgmath.h> (p: 373-375)
- F.10.2.2 The asinh functions (p: 520)
- C99 standard (ISO/IEC 9899:1999):
- 7.12.5.2 The asinh functions (p: 221)
- 7.22 Type-generic math <tgmath.h> (p: 335-337)
- F.9.2.2 The asinh functions (p: 457)
[編集]関連項目
(C99)(C99)(C99) | 逆双曲線余弦 (arcosh(x)) を計算します (関数) |
(C99)(C99)(C99) | 逆双曲線正接 (artanh(x)) を計算します (関数) |
(C99)(C99) | 双曲線正弦 (sinh(x)) を計算します (関数) |
(C99)(C99)(C99) | 複素数逆双曲線正弦を計算します (関数) |
asinh の C++リファレンス |