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変種
操作

_Imaginary_I

提供: cppreference.com
< c‎ | numeric‎ | complex
ヘッダ <complex.h> で定義
#define _Imaginary_I /* unspecified */
(C99以上)

_Imaginary_I は虚数単位の値を持つ constfloat _Imaginary 型の値に展開されるマクロです。

Cにおける純粋な虚数のサポートと同様、このマクロは虚数がサポートされている場合にのみ定義されます。

__STDC_IEC_559_COMPLEX__ を定義するコンパイラが虚数をサポートすることは必須ではありません。 POSIX では虚数のサポートを判定したい場合は _Imaginary_I マクロが定義されているかどうかチェックすることを推奨しています。

(C99以上)
(C11未満)

__STDC_IEC_559_COMPLEX__ が定義されていれば虚数はサポートされます。

(C11以上)

目次

[編集]ノート

このマクロを使用すると、実部と虚部から正確に複素数を組み立てることができます (例: (doublecomplex)((double)x + _Imaginary_I *(double)y))。 このパターンは C11 で CMPLX マクロとして標準化されました。 代わりに _Complex_I を使用すると、虚部において負のゼロが正のゼロに変換される場合があります。

[編集]

#include <stdio.h>#include <complex.h>#include <math.h>   int main(void){doublecomplex z1 =0.0+ INFINITY * _Imaginary_I;printf("z1 = %.1f%+.1fi\n", creal(z1), cimag(z1));   doublecomplex z2 =0.0+ INFINITY *_Complex_I;printf("z2 = %.1f%+.1fi\n", creal(z2), cimag(z2));}

出力:

z1 = 0.0+Infi z2 = NaN+Infi

[編集]参考文献

  • C11 standard (ISO/IEC 9899:2011):
  • 7.3.1/5 _Imaginary_I (p: 188)
  • G.6/1 _Imaginary_I (p: 537)
  • C99 standard (ISO/IEC 9899:1999):
  • 7.3.1/3 _Imaginary_I (p: 170)
  • G.6/1 _Imaginary_I (p: 472)

[編集]関連項目

虚数単位 i を表す複素数型の定数
(マクロ定数)[edit]
(C99)
虚数単位 i を表す複素数型または虚数型の定数
(マクロ定数)[edit]
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