std::range_error
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ヘッダ <stdexcept> で定義 | ||
class range_error; | ||
例外として投げられるオブジェクトの型を定義します。 この例外は値域エラー (計算の結果が結果の型で表現できない状況) を報告するために使用できます。
この例外を投げる標準ライブラリのコンポーネントは std::wstring_convert::from_bytes と std::wstring_convert::to_bytes だけです。
標準ライブラリの数学関数はこの例外を投げません (数学関数は math_errhandling に従って値域エラーを報告します)。
目次 |
[編集]メンバ関数
コンストラクタ | 例外オブジェクトを構築します (パブリックメンバ関数) |
std::range_error::range_error
explicit range_error(conststd::string& what_arg ); | (1) | |
explicit range_error(constchar* what_arg ); | (2) | (C++11以上) |
what() でアクセス可能な説明文字列として what_arg
を持つ例外オブジェクトを構築します。
std::range_error
のコピーが例外を投げることは許されないため、このメッセージは内部的には一般的に別に確保された参照カウント管理の文字列として格納されます。 これは std::string&&
を取るコンストラクタが無い理由でもあります。 どのみち内容をコピーしなければならないのです。
引数
what_arg | - | 説明文字列 |
例外
std::bad_alloc を投げる場合があります
std::exception から継承
メンバ関数
[仮想] | 例外オブジェクトを破棄します ( std::exception の仮想パブリックメンバ関数) |
[仮想] | 説明文字列を返します ( std::exception の仮想パブリックメンバ関数) |