関数
提供: cppreference.com
関数は、複文 (関数の本体) を識別子 (関数名) に紐付ける C 言語の構成部品です。 すべての C のプログラムは main 関数から実行が始まり、他のユーザー定義のまたはライブラリの関数を呼び出したり、終了したりします。
// 関数定義。// 名前「sum」と本体「{ return x+y; }」を持つ関数を定義します。int sum(int x, int y){return x + y;}
関数は、実引数で初期化されるゼロ個以上の仮引数を受け取ることができ、return 文によって呼び出し元に値を返すことができます。
int n = sum(1, 2);// 仮引数 x および y は実引数 1 および 2 で初期化されます。
関数の本体は関数定義によって提供されます。 各関数はinline である場合を除き(C11以上)プログラム内で一度だけ定義されなければなりません。
関数は入れ子にすることはできません (非標準のコンパイラ拡張によって許容されている場合を除きます)。 各関数定義はファイルスコープで現れなければならず、呼び出し元のローカル変数にアクセスすることはできません。
int main(void)// main 関数の定義{int sum(int, int);// 関数宣言 (任意のスコープに現れることができます)int x =1;// main のローカル変数 sum(1, 2);// 関数呼び出し // int sum(int a, int b) // エラー、関数をネストすることはできません// {// return a + b; // }}int sum(int a, int b)// 関数定義{// return x + a + b; // エラー、 main の x は sum の中ではアクセスできませんreturn a + b;}
[編集]参考文献
- C11 standard (ISO/IEC 9899:2011):
- 6.7.6.3 Function declarators (including prototypes) (p: 133-136)
- 6.9.1 Function definitions (p: 156-158)