JavaScript/String/prototype/slice
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String.prototype.slice()
は、文字列の一部を抽出して新しい文字列として返すメソッドです。このメソッドは、指定された開始位置から終了位置(終了位置は含まれない)までの部分文字列を取得するために使用されます[1]。
構文
[編集]str.slice(start,end)
start
: 抽出を開始する位置のインデックス(0から始まる)。負の値の場合は、文字列の末尾からのオフセットとして解釈されます。end
: 抽出を終了する位置のインデックス(この位置の文字は含まれない)。省略された場合は、文字列の末尾までが抽出されます。負の値の場合は、文字列の末尾からのオフセットとして解釈されます。
例
[編集]部分文字列を抽出するプログラム
[編集]以下のプログラムは、String.prototype.slice()
を使用して文字列から部分文字列を抽出します。
conststr="Hello world!";constresult=str.slice(6,11);console.log(result);// "world"
このプログラムでは、String.prototype.slice()
を使用して str
文字列の6番目から10番目の文字までを抽出しています。結果として "world" という新しい文字列が返されます。
負のインデックスを使用するプログラム
[編集]以下のプログラムは、String.prototype.slice()
を使用して負のインデックスで部分文字列を抽出します。
conststr="Hello world!";constresult=str.slice(-6,-1);console.log(result);// "world"
このプログラムでは、String.prototype.slice()
を使用して str
文字列の末尾から6番目の文字から末尾から1番目の文字までを抽出しています。負のインデックスは文字列の末尾からカウントされるため、結果として "world" という新しい文字列が返されます。
end パラメータを省略するプログラム
[編集]以下のプログラムは、String.prototype.slice()
を使用して end
パラメータを省略します。
conststr="Hello world!";constresult=str.slice(6);console.log(result);// "world!"
このプログラムでは、String.prototype.slice()
を使用して str
文字列の6番目の文字から末尾までを抽出しています。end
パラメータが省略されると、文字列の末尾までが抽出されるため、結果として "world!" という新しい文字列が返されます。
注意点
[編集]- 元の文字列は変更されない: このメソッドは元の文字列を変更せず、新しい文字列を返します。
- 負のインデックス: 負のインデックスは文字列の末尾からカウントされます。例えば、
-1
は最後の文字を指します。 - 範囲外のインデックス:
start
が文字列の長さ以上の場合は、空の文字列が返されます。end
が文字列の長さを超える場合は、end
は文字列の長さに調整されます。
脚註
[編集]- ^これは、文字列から部分文字列を抽出するために使用されます。