JavaScript/String/prototype/at
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String.prototype.at()
は、指定されたインデックスの位置にある文字を返すメソッドです。このメソッドは、文字列内の特定の位置の文字を簡単に取得するために使用されます[1]。
構文
[編集]str.at(index)
str
: 文字を取得する対象の文字列。index
: 取得する文字のインデックス(負の値を指定すると、文字列の末尾から数えた位置を指定できます)。
例
[編集]正のインデックスを使用して文字を取得するプログラム
[編集]以下のプログラムは、String.prototype.at()
を使用して正のインデックスで文字を取得します。
conststr='Hello, World!';console.log(str.at(7));// "W"
このプログラムでは、インデックス 7
の位置にある文字 "W"
を取得しています。
負のインデックスを使用して文字を取得するプログラム
[編集]以下のプログラムは、String.prototype.at()
を使用して負のインデックスで文字を取得します。
conststr='Hello, World!';console.log(str.at(-1));// "!"
このプログラムでは、インデックス -1
の位置にある文字 "!"
を取得しています。負のインデックスは、文字列の末尾から数えた位置を指定します。
無効なインデックスを指定した場合のプログラム
[編集]以下のプログラムは、無効なインデックスを指定した場合の挙動を示します。
conststr='Hello, World!';console.log(str.at(20));// undefinedconsole.log(str.at(-20));// undefined
このプログラムでは、文字列の範囲外のインデックスを指定しています。この場合、undefined
が返されます。
注意点
[編集]- インデックスの範囲:
at()
メソッドは、インデックスが文字列の範囲内である場合にのみ文字を返します。範囲外のインデックスを指定すると、undefined
が返されます。 - 負のインデックス: 負のインデックスを指定すると、文字列の末尾から数えた位置の文字を取得します。例えば、
-1
は最後の文字を、-2
は最後から2番目の文字を取得します。 - 文字列の長さ: 文字列の長さを超えるインデックスを指定すると、
undefined
が返されます。 - ブラウザの互換性:
at()
メソッドは比較的新しい機能であるため、古いブラウザではサポートされていない場合があります。
脚註
[編集]- ^これは、文字列の特定の位置の文字を取得するために使用されます。