JavaScript/Math/clz32

Math.clz32(x) は、引数 x を32ビット整数として扱い、そのビット表現における先頭のゼロの数を返します。

• 引数 x が NaN の場合、32 を返します。
• 引数 x が +0 または -0 の場合、32 を返します。
• 引数 x が Infinity または -Infinity の場合、0 を返します。
• 引数 x が 1 以上の場合、32 - floor(log2(x)) - 1 を返します。

例

先頭のゼロの数を計算するプログラム

以下のプログラムは、ユーザーが入力した値の32ビット整数表現における先頭のゼロの数を計算します。

constf=p=>{for(;;){a=prompt(`${p}は何ですか?`);if(!isNaN(a))returna;alert(`${p}に、入力ミスがあります。 "${a}"`);}}for(;;){constx=f("値");constclz32=Math.clz32(x);if(!isNaN(clz32)){alert(`${x} の32ビット整数表現における先頭のゼロの数は ${clz32} です。`);break;}alert("入力が大きすぎます。");}

このプログラムでは、Math.clz32 を使用して値の32ビット整数表現における先頭のゼロの数を計算しています。ユーザーが入力した値が NaN や Infinity の場合、適切に処理されます。

先頭のゼロの数を利用したビット操作

以下のプログラムは、Math.clz32 を使用して、与えられた数値の最上位ビットの位置を計算します。

constf=p=>{for(;;){a=prompt(`${p}は何ですか?`);if(!isNaN(a))returna;alert(`${p}に、入力ミスがあります。 "${a}"`);}}for(;;){constx=f("値");constclz32=Math.clz32(x);constmsb=31-clz32;if(!isNaN(msb)){alert(`${x} の最上位ビットの位置は ${msb} です。`);break;}alert("入力が大きすぎます。");}

このプログラムでは、Math.clz32 を使用して、与えられた数値の最上位ビットの位置を計算しています。msb は、最上位ビットの位置を表します。

注意点

• 32ビット整数: Math.clz32 は、引数 x を32ビット整数として扱います。このため、x が32ビット整数の範囲外の場合、結果が予期しないものになることがあります。
• 精度: 浮動小数点演算の特性上、Math.clz32 の結果には微小な誤差が含まれることがあります。

外部リンク

• ECMA-262::21.3.2.11 Math.clz32 ( x )