JavaScript/Math/E

Math.E は、自然対数の底（ネイピア数）を表す定数です。この値は、約 2.718281828459045 です。

例

自然対数の底を使用するプログラム

以下のプログラムは、Math.E を使用して指数関数を計算します。

constf=p=>{for(;;){a=prompt(`${p}は何ですか?`);if(!isNaN(a))returna;alert(`${p}に、入力ミスがあります。 "${a}"`);}}for(;;){constx=f("値");constexp=Math.pow(Math.E,x);if(!isNaN(exp)){alert(`e^${x} は ${exp.toFixed(3)} です。`);break;}alert("入力が大きすぎます。");}

このプログラムでは、Math.E を使用して指数関数を計算しています。ユーザーが入力した値が NaN や Infinity の場合、適切に処理されます。

自然対数の底を使用したグラフの描画

以下のプログラムは、Math.E を使用して指数関数のグラフを描画します。

constcanvas=document.createElement('canvas');document.body.appendChild(canvas);constctx=canvas.getContext('2d');canvas.width=800;canvas.height=400;constxScale=canvas.width/10;constyScale=canvas.height/100;ctx.beginPath();ctx.moveTo(0,canvas.height);for(letx=-5;x<=5;x+=0.1){consty=Math.pow(Math.E,x);constcanvasX=(x+5)*xScale;constcanvasY=canvas.height-y*yScale;ctx.lineTo(canvasX,canvasY);}ctx.strokeStyle='blue';ctx.lineWidth=2;ctx.stroke();

このプログラムでは、Math.E を使用して指数関数のグラフを描画しています。xScale と yScale は、グラフのスケーリングを調整するための変数です。

注意点

• 定数の値: Math.E は、約 2.718281828459045 の値を持つ定数です。
• 精度: 浮動小数点演算の特性上、Math.E の値には微小な誤差が含まれることがあります。

外部リンク

• ECMA-262::21.3.1.0 Math.E