std::swap_ranges
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ヘッダ <algorithm> で定義 | ||
template<class ForwardIt1, class ForwardIt2 > ForwardIt2 swap_ranges( ForwardIt1 first1, ForwardIt1 last1, ForwardIt2 first2 ); | (1) | |
template<class ExecutionPolicy, class ForwardIt1, class ForwardIt2 > ForwardIt2 swap_ranges( ExecutionPolicy&& policy, ForwardIt1 first1, ForwardIt1 last1, ForwardIt2 first2 ); | (2) | (C++17およびそれ以降) |
1) 範囲
[first1, last1) と first2 から始まる別の範囲の間で要素を交換します。2)(1) と同じですが、
policy に従って実行されます。 このオーバーロードは、 std::is_execution_policy_v<std::decay_t<ExecutionPolicy>> が true でなければ、オーバーロード解決に参加しません。目次 |
[編集]引数
| first1, last1 | - | 入れ替える要素の1つめの範囲 |
| first2 | - | 入れ替える要素の2つめの範囲の先頭 |
| policy | - | 使用する実行ポリシー。 詳細は実行ポリシーを参照してください |
| 型の要件 | ||
-ForwardIt1, ForwardIt2 は ForwardIterator の要件を満たさなければなりません。 | ||
-ForwardIt1 および ForwardIt2 を逆参照した型は Swappable の要件を満たさなければなりません。 | ||
[編集]戻り値
first2 で始まる範囲内の最後に交換した要素の次の要素を指すイテレータ。
[編集]例外
テンプレート引数 ExecutionPolicy を持つオーバーロードは以下のようにエラーを報告します。
- アルゴリズムの一部として呼び出された関数の実行が例外を投げ、
ExecutionPolicyが3つの標準のポリシーのいずれかの場合は、 std::terminate が呼ばれます。 それ以外のあらゆるExecutionPolicyについては、動作は処理系定義です。 - アルゴリズムがメモリの確保に失敗した場合は、 std::bad_alloc が投げられます。
[編集]実装例
template<class ForwardIt1, class ForwardIt2> ForwardIt2 swap_ranges(ForwardIt1 first1, ForwardIt1 last1, ForwardIt2 first2){while(first1 != last1){std::iter_swap(first1++, first2++);}return first2;} |
[編集]例
異なるコンテナの部分範囲の入れ替えをデモンストレーションします。
Run this code
#include <algorithm>#include <list>#include <vector>#include <iostream>int main(){std::vector<int> v ={1, 2, 3, 4, 5};std::list<int> l ={-1, -2, -3, -4, -5}; std::swap_ranges(v.begin(), v.begin()+3, l.begin()); for(int n : v)std::cout<< n <<' ';std::cout<<'\n';for(int n : l)std::cout<< n <<' ';std::cout<<'\n';}
出力:
-1 -2 -3 4 5 1 2 3 -4 -5
[編集]計算量
first1 と last1 の距離に比例。
[編集]関連項目
| 2つのイテレータが指す要素を入れ替えます (関数テンプレート) | |
| 2つのオブジェクトの値を入れ替えます (関数テンプレート) |
