The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20180518130044/http://ja.cppreference.com:80/w/cpp/string/basic_string/stof
名前空間
変種
操作

std::stof, std::stod, std::stold

提供: cppreference.com
< cpp‎ | string‎ | basic string
 
 
 
std::basic_string
 
ヘッダ <string> で定義
float       stof(conststd::string& str, std::size_t* pos =0);
float       stof(conststd::wstring& str, std::size_t* pos =0);
(1) (C++11およびそれ以降)
double      stod(conststd::string& str, std::size_t* pos =0);
double      stod(conststd::wstring& str, std::size_t* pos =0);
(2) (C++11およびそれ以降)
longdouble stold(conststd::string& str, std::size_t* pos =0);
longdouble stold(conststd::wstring& str, std::size_t* pos =0);
(3) (C++11およびそれ以降)

文字列 str 内の浮動小数点値を解釈します。

1)std::strtod(str.c_str(), &ptr) または std::wcstod(str.c_str(), &ptr) を呼びます。
(C++17以前)
1)std::strtof(str.c_str(), &ptr) または std::wcstof(str.c_str(), &ptr) を呼びます。
(C++17およびそれ以降)
2)std::strtod(str.c_str(), &ptr) または std::wcstod(str.c_str(), &ptr) を呼びます。
3)std::strtold(str.c_str(), &ptr) または std::wcstold(str.c_str(), &ptr) を呼びます。

最初の非ホワイトスペース文字が見つかるまで、あらゆるホワイトスペース文字を破棄します (ホワイトスペースは std::isspace() によって判定されます)。 その後、有効な浮動小数点表現を形成する文字を可能な限り多く読み込み、それを浮動小数点値に変換します。 有効な浮動小数点値は以下のいずれかです。

  • 10進数の浮動小数点表現。 これは以下の部分から構成されます。
  • (オプション) 正または負の符号。
  • 空でない10進数字の並び。 オプションの小数点文字 (現在の C のロケールによって決定されます) を含むこともできます。 仮数部を定義します。
  • (オプション)e または E、それに続くオプションの正または負の符号、および空でない10進数字の並び。 指数を定義します。
  • 2進数の浮動小数点表現。 これは以下の部分から構成されます。
  • (オプション) 正または負の符号。
  • 0x または 0X
  • 空でない16進数字の並び。 オプションの小数点文字 (現在の C のロケールによって決定されます) を含むこともできます。 仮数部を定義します。
  • (オプション)p または P、それに続くオプションの正または負の符号、および空でない10進数字。 指数を定義します。
  • 無限大の表現。 これは以下の部分から構成されます。
  • (オプション) 正または負の符号。
  • INF または INFINITY。 大文字小文字の違いは無視されます。
  • 非数の表現。 これは以下の部分から構成されます。
  • (オプション) 正または負の符号。
  • NAN または NAN(char_sequence)NAN 部分の大文字小文字の違いは無視されます。 char_sequence 部分は数字、ラテン文字およびアンダースコアのみ含むことができます。 結果は quiet NaN の浮動小数点値です。
  • 現在設定されている C のロケールによって受理される、その他のあらゆる表現。

pos がNULLポインタでなければ、ポインタ ptr (変換関数の内部的な変数) が str.c_str() 内の最初の変換されなかった文字のアドレスを受け取り、その文字のインデックスが計算されて *pos に格納されます。 これは変換によって処理された文字数になります。

目次

[編集]引数

str - 変換する文字列
pos - 処理された文字数を格納する整数のアドレス

[編集]戻り値

指定された浮動小数点型に変換された文字列。

[編集]例外

変換を行えなかった場合、 std::invalid_argument

変換後の値が結果の型の範囲外となった場合、またはベースとなる関数 (strtof(C++17およびそれ以降)strtod または strtold) が errnoERANGE に設定した場合、 std::out_of_range

[編集]関連項目

(C++11)(C++11)(C++11)
文字列を符号付き整数に変換します
(関数)[edit]
(C++11)(C++11)
文字列を符号なし整数に変換します
(関数)[edit]
(C++17)
文字シーケンスを整数値または浮動小数点値に変換します
(関数)[edit]
close