std::atan
提供: cppreference.com
ヘッダ <cmath> で定義 | ||
float atan(float arg ); | (1) | |
double atan(double arg ); | (2) | |
longdouble atan(longdouble arg ); | (3) | |
double atan( Integral arg ); | (4) | (C++11およびそれ以降) |
1-3)
arg
の逆正接の主値を計算します。目次 |
[編集]引数
arg | - | 浮動小数点または整数型の値 |
[編集]戻り値
エラーが発生しなければ、範囲 [-π |
2 |
π |
2 |
arg
の逆正接 (arctan(arg)) が返されます。 アンダーフローによる値域エラーが発生した場合、 (丸めの後の) 正しい結果が返されます。
[編集]エラー処理
math_errhandling で定義されている通りにエラーが報告されます。
処理系が IEEE 浮動小数点算術 (IEC 60559) をサポートしている場合、
- 引数が ±0 であれば、それが変更されずに返されます。
- 引数が +∞ であれば、 +π/2 が返されます。
- 引数が -∞ であれば、 -π/2 が返されます。
- 引数が NaN であれば、 NaN が返されます。
[編集]ノート
POSIX は、アンダーフローの場合、 arg
は変更されずに返され、それがサポートされていない場合、 DBL_MIN、 FLT_MIN、 LDBL_MIN より大きくない処理系定義の値が返されると規定しています。
[編集]例
Run this code
出力:
atan(1) = 0.785398 4*atan(1) = 3.14159 atan(Inf) = 1.5708 2*atan(Inf) = 3.14159 atan(-0.0) = -0 atan(+0.0) = 0
[編集]関連項目
逆正弦 (arcsin(x)) を計算します (関数) | |
逆余弦 (arccos(x)) を計算します (関数) | |
象限を判断するために符号を使用して逆正接を計算します (関数) | |
正接 (tan(x)) を計算します (関数) | |
(C++11) | 複素数の逆正接 (arctan(z)) を計算します (関数テンプレート) |
valarray の各要素に関数 std::atan を適用します (関数テンプレート) | |
atan の C言語リファレンス |